久々の日記ですがとても真面目な話。
ペットを飼うときに絶対やってはいけないこと、それは
目を離すことです。
特に室内飼いをしていて、ケージから出して遊ばせる時です。
だいたい2ヶ月前、うちにセキセイインコの雛が来ました。
幼鳥時から世話をしていることもあってか私によく懐いてくれ、放鳥(鳥籠から出して遊ばせること)の際にはカーテンレールと私の肩や手の間を飛び回りつつ、まだ練習中の囀りをよく耳元で歌ってくれるかわいい子です。
このインコのために自室のレイアウトを変え、放鳥の際にひっかかったり誤飲しそうなものは全部片付けていました。
飛ぶ力もちゃんとあり、ホバリングも出来るので飛んだ勢いで何かにぶつかることも無い。私の肩にとまっていない間はカーテンレールの上で一人で遊んでいる等、日によっては数時間の放鳥でも何も起こらないので大丈夫だろうと思っていたのです。
しかしながら今日、あってはならないことが起きてしまいました。
いつも通り自室に放鳥させ、カーテンレールの上で遊んでいるのを見ながら「ああ、家まわりの草刈りしなきゃな」と数時間外出している間にです。
昼間に放鳥して夕方に自室に戻った時、インコは一人遊びで噛んでほつれさせたらしいカーテンの止め糸を首に絡ませ、逆さに首吊りの状態で泡を吹き顔は紫色になっていました。
顔はうっ血して目は白目を向いており、意識の有無は判別がつきませんでした。
慌てて糸を切りすぐに湯たんぽを用意し温め、かろうじて意識を取り戻しましたが顔色は悪く、力ないくちばしから覗く舌すら紫色になっていました。
胸が張り裂けそうな思いです。
あと10分、いや5分発見が遅れていれば素人目に見ても手遅れだったでしょうし、逆にどうしてもっと早く気付いてあげれなかったのかと、本当に、本当に後悔と自責と、なによりこの子への謝りしか浮かんできません。
外にいる間、自室の窓から呼び鳴きが聞こえてくることが数回ありました。いつもの通り気配を察知して呼んでみてるんだろうなとか思ってスルーしていました。そんなわけありませんでした。その時少しでも様子を見に行っていれば、この子はこんなに酷い思いをしなくて済んだのです。
小動物は人間のように手が器用ではありません。
何かをする際は人のように手で触って確かめるのではなく、最も重要な器官である頭を伸ばし、口先で確認します。人の目では確認出来ない思わぬ場所、思わぬものにひっかかってしまうことがあるのです。
ケージから出している時にペットから目を離してはいけない、
ペットを飼うのであれば当たり前のことです。
ですが数ヶ月共に生活している内、私は慣れから目を離してしまいました。
もし、これからペットを飼うという方は絶対に、絶対に目を離さないであげてください。
ケージから出し遊ばせるのであれば、必ず傍にいてあげてください。
そしてもし目を離している間に鳴き声が聞こえることがあったなら、ひと目でいいので確認しに戻ってあげてください。
現在、救助から数時間経ったインコは自力で飲食、弱めながらも飛行が出来、糞もちゃんとする(ショックで腸が止まっていない)まで回復しました。それでもまだ数時間前の出来事のため、少しの油断も出来ない状況です。
私への戒めと、この子の快復を祈って、今日はこの記事を残しました。
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